候補として、タブレットとキーボードを組み合わせるとか、DM200(KING JIM)というテキスト入力に特化させたガジェットを使うといったことがあった。しかしタブレットは膝の上では使えない。DM200は開くとすぐ使えるのはいいのだが、やはり画像とか図表を使いたいときがあり、そうなるとMS Wordとのやりとりが面倒である。
そこではたと思い出したのは昔使っていたVAIO Xを復活させることだった。2009年発売のPCで、何よりも薄さと軽さがいい。だが、ネットを見るには処理が遅いためにだんだん使わなくなり、眠ったままになっていたのだ。
久しぶりにONにすると、ネットにつながらない。というより、無線LANへの接続表示には異常がないのに、その先がうまくつながらない。それでまずウィルスソフトが邪魔しているのではないかと考えた。立ち上げるとマカフィーというソフトのヴァージョンアップのメッセージが出る。マカフィーのヴァージョンアップはOSが古くてだめなのでこれを削除することにした。ところが一部が削除できない。それでネット検索すると提供会社が削除ツールをダウンロードできるようにしているようだ。それで、これを試してマカフィーを完全削除した。しかしこれではだめだった。
つぎにウィンドウズのセキュリティ設定の問題ではないかと、いろいろと試してみたがこれもだめだった。それで、改めて接続エラーのメッセージをよくみると、DNAサーバーエラーとなっている。DNAはインターネットのサイトネームからIPアドレスへ変換するもので、どうもここでミスがあるらしい。それで設定を細かくみてようやく、Windowsのネットワーク設定でネームサーバ設定が固定で前の職場のネームサーバ割り当てになっていたことがわかった。これを、「自動的に割り当てる」を選択すればすぐに使えるようになった。
VAIO Xはスピードに難があるが、ネット接続よりも文字入力のツールとして使うなら最適な機械だろう。無意識のうちに、これと同様のサイズのPCが売られていないかと探していたのだが、適当なものが出ていなかった。これは、重いオーディオ・ビジュアルなコンテンツ処理が要請され、それにともないCPUもメモリもバッテリーもそれに対応しようとするからだろう。しかしテキストだけならそんなに大げさにする必要はない。
ビジネス用にVAIO Xと同じサイズで、ワード、エクセルのファイルとメール、静止画までの画像と音声再生程度に対応するマシンを5万円程度で出せばけっこう売れるのではないだろうか。そうそう、あとデザインも重要だろう。VAIO Xはデザインもいい。
6月23日のブログに、この記事の続編を書きました。
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