2023-02-01

学校図書館についてのイベント2件

3月に学校図書館研究についてのイベントを2件予定しています。

二つは自分自身の最近の学校図書館研究を踏まえてお話しするもので、相互に関連しています。学会のものは会員限定です。


水戸二高図書館1


日本図書館情報学会 

第2回オンラインチュートリアルセミナーの開催について(2023年3月18日)

以下のとおり、セミナーをオンラインで開催します。正会員・学生会員のみ参加可能です(無料)。

タイトル:学校図書館研究への新しい入り方

日時:2023年3月18日(土)14:00開始で、1~2時間程度

場所:Zoomでの開催

講師:根本 彰(東京大学名誉教授)

内容:誰もが使ったことがある学校図書館は、実は新しい学びを推進する機関になりうるものです。改革を志向する研究について、その歴史、方法、今ホットなテーマなどについてお話しし、参加者とやりとりします。

参加申込フォーム:https://forms.gle/1NBFeLRBcTpQ4p9t6

申込締切:3月11日(土)

水戸二高図書館2

終了しました。

結果報告はこちら


SLIL講演会

「学校図書館改革を戦略的に考える:探究学習、教育DX、情報リテラシー、読解力...」

日時:2023年3月26日(日)14:00-16:00(約80分ほどの講演の後、40分ほどの質疑応答)

講師:根本 彰

開催方法:Zoomによるオンライン会議方式、事前登録制 有料500円

ここにきて,学校図書館を「探究学習」とか「教育DX(デジタルトランスフォーメーション)」と関わらせて論じる動きが急になっている。だが,学校図書館を学習センターとか情報センターであると主張しても説得力をもたないのは,教育関係者の学校図書館に対する見方が「子ども読書推進」の場に固定されていることが大きい。

戦後間もない時期の学校図書館は「図書館教育」の場,あるいは「教材センター(資料センター)」であるという考え方と実践があり,文部省そして各県の教育委員会で推進されたがまもなく主流の教育政策のなかで消えていった。学校図書館が資料や情報という外部的・間接的な知を媒介する教育の場ととらえる視点を教育関係者と共有するために、こうした戦後の歴史に学びその反省に立った主張をする必要がある。ここでは政策論的な観点から学校図書館改革の課題についてお話しする。

申込締め切り:2023年3月24日(金)午後12時(24時)まで

SLILのHP:https://sites.google.com/view/slil-inquiry/home

(SLILは学校における探究学習と学校図書館との関係を研究しているグループです。)

申し込み: https://peatix.com/event/3488810/view



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