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2017-05-21

五月の陽射しと太陽光発電量

五月の陽射しが強い。毎日が晴天で射すような陽の光を感じる。家の屋根に昨年春設置した太陽光発電装置があるので、この陽射しなら発電量もかなりのものであることが期待できると思い、その数値を見ている。

試しにと思い、年間を通しての、一日あたりの発電量を見てみると意外なことがわかった。夏に多く冬に少ないのは当然ではあるが、年間で1番発電量が多いのが4月中旬から6月上旬にかけてなのである。次の表は昨年から今年にかけての1日の発電量のベスト10である。一番多かったのは昨年4月15日だった。今年の5月連休の谷間の2日も多かった。
 
順位  発電量(kwh)
1 16 4 15 23.8
2 17 5 2 23.7
3 16 5 18 23.6
4 16 6 3 23.6
5 16 5 12 23.5
6 16 6 2 23.3
7 16 4 20 23.1
8 16 5 19 23.1
9 16 4 30 23
10 16 6 1 22.9

本来、夏至の頃が一番太陽の高度が高く陽射しが強いし、昼も長い。だが6月は梅雨だから天気が悪く発電量も多くないと納得できても、6月や7月にも晴れる日があるのだからもっと多い日があってもよいような気がする。梅雨明けの7月下旬から8月上旬にかけての発電量は、少なくとも4月から5月よりは多いのではないかと思える。なぜ春に発電量が多いのだろうか。

それを考えるヒントは、ここ3日くらいの天気と気温と発電量の関係を見ることで得られる。ここ数日は毎日、強い陽射しになっているが、一昨日(19日)よりは昨日(20日)の方が陽射しが強い感じがし、気温も上がった。だから当然発電量が多いかと思ったら、19日は22.6kwhで20日は21.8kwhで下がっている。さらに今日になるともっと気温が上がったのだが、発電量は 21.4kwhに下がっている。

そう、実は体感する陽射しの強さと発電量は直接の関係にはなっていないのである。おそらくは、高気圧圏内に入って間もないときはからっとしていて遮るものがないが、気温が上がると空気中の水蒸気が上空に昇って薄い雲になるので陽射しを遮るのである。確かに、今日は何となく薄曇りに近かった。

天気予報で、五月の陽射しは思ったよりも強いから帽子をかぶるようにと注意しているが、あまり気にも留めていなかった。真夏の太陽はともかく、まだ5月だからと思っていたのだが、それは間違いだったようだ。暑さと陽射しの強さは別物なのだが、どうもいっしょに考えてしまう癖がついているからだろう。

追記:発電量のデータを改めて見て、昨年と今年を比較するとベスト10に入った日が昨年は9日で今年は1日だけである。これがベスト20になっても16:4である。もしかすると、これは昨年と今年の違いだけではなく、機器の劣化などの外的な要因もからんでいるのかもしれない。つまり、昨年の春は導入したばかりで快調に動いていたが、1年過ぎると何らかの理由で同じ効率で機器が動いていないこともあるのかもということだ。とは言え、今年はまだ5月も終わっていない時点ではあるけれども、春に日射量が多くなるという仮説は捨てられないだろう。

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